D.O. Bierzo ビエルソ

数多くの古木が残る、スペインの桃源郷?

ビエルソBierzoは、スペインの首都マドリードMadridから北西に約400kmほどの場所に位置します。
マドリードの街を出て北西方角の高速道路を車で走ると、一部の山間を除いて3時間くらいは単調な「広大なスペインの大地」が続きますが、さらに車を走らせると、遠くに美しい山々を望み、道路も坂道やカーブが増えてきます。

そんな山並みの麓、その後の峠を越えると緑が多く海のあるガリシアGalicia地方に入る手前の、カスティーリャ イ レオン Castilla y Leon地方の北西端の「内陸と沿岸部の境」に位置するビエルソ地方では、古くからメンシアMencia種が栽培されていて、樹齢100年前後の古木の畑も数多く残っています。

なだらかな丘陵から山の麓まで、この地域の地形と調和したとても美しい葡萄畑の風景が広がっていて、サクランボの花が桜のように咲く春や、ブドウ畑が紅葉する秋に訪ねると、そこはまるで桃源郷のような美しさです。

生産者 Bodegas y Viñedos Mas Asturias
ボデガス イ ビニェードス マス アストゥリアス

ビエルソのテロワールに魅せられ、10ヵ所以上に点在する延べ4haのブドウ畑に単身向き合ってワインをつくる醸造家ホセ マス アストゥリアスは、スペインでも注目の醸造家の一人。
バルセロナ出身の彼は、スペインの大学で農業を専攻した後に、フランスの名門モンペリエ大学で醸造を学び、世界最高峰のワインとも言われる「ペトリュス」で知られるボルドーのムエックス家でワインづくりに携わります。
その後、故郷であるスペインで自分自身のワインをつくるべく、各地のブドウ畑を訪ねて歩き、数多くの古木の畑が残り、自然と調和したビエルソでの、この土地ならではのワインづくりの可能性を感じ、自身のワイナリーを設立。2006年に初ヴィンテージをリリースしました。
ビエルソは、この地の地域固有品種「メンシア」の古木が残っていることと、スペインの中でも冷涼な気候環境が大きな特色で、ホセが所有する畑も、1912~1970年の間に植えられた、木によっては100年を越す高樹齢のブドウです。品種は全て「メンシア」で、標高や土壌の異なるブドウを用いて年間約1万2000本の「Massuriaマスリア」のみをつくっています。